女性の獣医さんに公務員を勧めるワケ

子育てがちょっと一段落して、仕事に復帰したいなぁ、なんて考えている女性獣医師さんはいませんか?
公務員もその選択の中に入れてみてはいかがでしょう?

私は20年勤めた公務員獣医師を自己都合でやめました。
でも、決して公務員がダメだったからではありません。むしろ公務員獣医師にはメリットがたくさんあるので、それを知って欲しいと思っています。特に、子育て中もしくはちょっと子供から手が離れた女性獣医師に知って欲しいと思います。
今回のケースは家畜保健衛生所の場合についてです。

最初にまとめておきますが、人間関係も難しくなく、仕事内容もストレスがかかるほど難しくなく、給料もそこそこもらえます。かなりオススメです。

人間関係について

公務員の獣医さんは基本的にガツガツしていないので、人間関係であまりギスギスしません。
例外があるとすれば、妊娠出産育児で休みがちな同僚にキツめの対応をすることがある、くらいでしょうか。

民間と同じように公務員も人員がガンガン削減されていて、現場はだいたいいつもギリギリで回っています。それでも県民サービスの質が落ちると苦情が来ますので、みんな常に一生懸命働いています。

そこに無計画(にどうしてもなってしまう)に休む同僚のカバーまでしなければならなくなるとそりゃあイライラもしますよね。これはもうある意味仕方ないです。

キツい対応をするのは若い中堅の人(仕事が山盛り)か、理解のない上司です。特に上司が無理解だと下の人たちも同調するのでひどい状況になったりもしますが、女性への配慮をする教育が浸透してきているので、昔ほどひどくはないと考えて間違いありません。

自分が迷惑をかけたと思って自分を責めるのも間違えています。かけた迷惑は今度は自分の後輩たちが妊娠出産育児をするときにカバーをしてあげることで十分あがなえます。なんか文句言われたら、自分はこう思っているから、と説明して、気にせずガンガン休みましょう!
すいません、ちょっと私情も入って熱がこもってしまいました。

なのでまぁ、基本的には人間関係は穏やかだと考えていいと思います。
職場で最も気になるのが人間関係だと思うので、赤裸々に語ってみました。どうでしょう?そんなにハードル高くないですよね?

たまに周りに甚大な影響を与える人もいますが、少なくとも熱血獣医タイプじゃなければ周りもそんなに巻き込まれないので大丈夫です。危ない人から距離を取った方がいいのはどこでも一緒ですよね。

仕事の内容について

近年はすっかり鳥インフルエンザやCSF(豚コレラ、豚熱)や口蹄疫など家畜の伝染病が発生するようになってしまいました。

なので、これらに対応できるよう日頃から準備をする必要があります。資材管理やマニュアルの整理などやることはたくさんあります。CSFは予防接種も通常業務になりました。

逆にいうと、伝染病に備えるのが精一杯であまり余力がありません。そのため業務内容は割とパターン化しており、慣れれば難しくはありません。

農家さんからの依頼で病性鑑定がたくさん来たりしない限り十分に勤務時間内で仕事は終われます。

夕ご飯を家族と一緒に食べられます。

仕事のやりがいと給料について

国家の防疫業務の一角を担うので、やっている業務としては立派なんですが、事務仕事も多いのでやや単調に感じられるかもしれません。

ただ、仕事量は多く、やることもたくさんあるので、慣れるまでは考える暇もないと思います。

給料については中途採用だと査定はちょっと厳しいですが、民間と比べれば十分な給料をもらうことはできます。

時短勤務や非正規で採用されるとかなり安い給料になってしまいますが、それでもそこそこはもらえます。

むしろ育児中の女性はこの辺りを狙ってはいかがでしょう?

時短勤務ならやることやって帰れますし、人間関係で悩むこともほとんどありません。週3回午前中だけ、とかでも可能です。

動物病院との違いについて

大きな違いは拘束時間です。動物病院は朝から夜まで勤務が必要になるのでどうしても拘束時間が増えます。時短勤務をするとしても緊張感のある現場はストレスが多いですし。

給料も病院によって基準が違うので決まった基準のある公務員はそういう意味でもストレスは少ないと思います。

まとめると公務員はオススメ

私自身獣医職を離れて違う世界に行こうとしているのになに言ってんだと思われるかもしれませんが、私が目指しているのは獣医師免許が使えない世界なので、獣医師免許を持っているのなら公務員は決して悪い選択ではありません。

人生の選択に公務員を加えてみるのもアリだと思いますよ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事