公務員獣医師に将来性はある?ない?【給料編】

こんにちは。2zero3です。

 

今回は公務員獣医師の将来性について、給料の面から書きたいと思います。

 

安定を求めて公務員になったのはいいけれど、本当に公務員はこれからも安泰なんだろうか…

なんて考えてしまうような社会情勢になってきました。

 

あまりにも社会の動きが早すぎてぼんやりしているとあっという間に転げ落ちていってしまいそうです。

公務員の給料の設定について

 

公務員は不況には強いと言われますが、これはもうだんだん過去の話になってきました。

現状では世の中が不景気になったらなった分だけ中小企業の給料にあわせて給料が下げられてます。

大企業じゃないですよ。中小企業です。

公務員の給料は高い高いと言われますが、実際は中小企業の給料体系に合わせて下げられてきているんです。

人数だけで見れば大企業並みですが、なぜか給料表に関しては中小企業に合わせて作られています。

 

その一方で、中小企業側は給料を公務員の給料を参考に設定するので、景気が悪い状況が続くと負のスパイラルにおちいります。

公務員の給料が高いのをよく思わない人も多いでしょうが、多くの人が勤務する中小企業の給料を上げる近道はここにあることに気づくと世の中が変わって見えてくるかもしれません。

給料面と同じく削減の方向に向かっている人員削減も「新人を採用しない」ことから始まりますから。

 

しかもこれは正規職員の話なので、非正規職員になるともっと実態はひどいです。

 

なんだかせちがらい話になってしまいますね…

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公務員の中での獣医師の給料表

 

さて、まずは現在の状況から確認してみましょう。

 

獣医師は国家資格を必要とするので医師や薬剤師と同等の給料表だと思っている方も多いかもしれませんが、獣医師は単なる技術職扱いなので、びっくりするくらい給料は安いのが実態です。

(薬剤師は国家資格がいらない時代からなぜか獣医より給料は高かった)

 

国立大学に行った人なら学費の元は取れるでしょうが、はっきり言って私立大学に行った人が数年で学費の元を取ろうとするのは無謀…と考えたほうがいいかもしれません。

奨学金をもらって卒業した方には酷な話かもしれませんがこれが実態です。

 

公務員獣医師はお金儲けに向いていません。悲しいかな、ただの労働者なので。

毎年昇給はしますが、月に数千円です。20年くらい勤めてようやく初任給の倍程度の額面になる感じでしょうか。

不況だと給料表ごと見直されて数万円いきなり下がることもあります。

(これは実際ありました)

 

もちろんいいところもあります。

 

給料表上は男女の差はありません。

(実態としては細かいところは男女差が存在します)

あと、初任給は昔よりたくさんもらえるようになっています。

(新人で入ると最低でも5年くらいは給料の優遇があります)

 

高給取りにはなれませんが、安定はしています。

積極的に研修に行かせてもらって勉強代として取り戻すのもいい考えですね。

(研修に散々行ってからさっさと辞める若い人も多いです)

 

能力査定もやっているので、アピールが上手な人は早く昇給できるかもしれません。

今後の給料のゆくえは?

 

日本経済の動向次第…ですね。

少子化問題や民間企業の低賃金化、社会保障費の増加などを見ても明るい材料は少なそうです。

 

劇的な昇給は望めそうにありませんが、子育て中の若い人たち(特に女性獣医師)にとっては公務員の福利厚生はありがたいところがとても多いので、育児中は公務員で働いて、ある程度手が離れるようになったら民間に行く、もしくは独立する、というのもありだと思います。

 

本当は副業もできればいいのですが、服務規程で原則禁止されている(無報酬や家業は別)ので悩ましいところではありますが、できれば複数の収入源を確保しておきたいところです。

(株の売買は禁止されていないので、積み立てNISAやiDeCoなどはできます)

 

これからの時代は個人の時代になっていくと言われています。

 

給料をしっかり把握して、自分と自分の手の届く範囲を守りましょう。

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