人も家畜もツラい咳の話
Close up of a syringe veterinarina is holding to vaccinate a cow in a barn. Veterinarian portrait.

みなさんこんにちは。獣医が作るドール服 ケモミミ本舗です。

 

今日はの話。

寒さも本格的になってきました。
こういう寒暖差があるような時期の方が体調管理が難しくて、風邪を
ひいてしまった、なんて人もいるかもしれません。

風邪をひくと出たりする咳。ツラいですよね。
咳がひどくなると胸や喉が痛くなるし、かといってガマンしようと
思っても
なかなかガマンできない…

風邪で体力を消耗するのは熱や食欲不振だけじゃありません。
咳もしっかり体力を奪っていきます。

家畜の場合、咳は生産性の天敵となります。
なぜならやはり体力を損耗する大きな要因になるからです。
畜舎は人の家と違って温度調節や湿度管理が難しく、朝晩の温度差や
濡れた床などで弱い個体はすぐダメージを受けます。

それが風邪や肺炎の引き金になって咳をし始めると、とたんにその
個体は体力を奪われて痩せていきます。
長引けば長引くほどダメージが蓄積して、個体の出荷が遅れたり卵や
乳の生産量が落ちたりします。

出荷間際の個体や卵や乳を出している個体は薬が使えないので余計に
大変です。

私がよく遭遇したのは肥育(お肉用)の子豚たちですが、彼らが咳を
し始めるとみるみる痩せていくのを見て、本当に咳はエネルギーを
消費するんだなぁと思ったものです。

 

家畜の場合も風邪を治すのは暖かくて清潔な寝床と水分補給です。

みなさんも咳が出たら、大変なエネルギー消費をしてる合図ですので
暖かくしてゆっくり休むようにしてくださいね。

 

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