消毒と殺菌の違い

みなさんこんにちは。獣医が作るドール服 ケモミミ本舗です。

 

新型コロナが騒がれ始めてからもう2年以上が過ぎました。
その間にすっかりマスクや消毒が定着しました。

消毒の他に殺菌もよく聞かれますが、消毒と殺菌の違いはご存知ですか?
なんとなく違うのは知ってるけどどう違うのかよく分からない、という方が
多いのではないでしょうか。
(他にも抗菌だの滅菌だの似たような言葉がありますが、これらも全て意味が
違います)

日本薬局方とか薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保
等に関する法律の略)とかでいろいろ細かく決められているのですが、簡単に
言うと、

消毒=細菌やウイルスなどを害がない程度の状態にすること。

殺菌=菌を殺すこと。ただし一部の菌だけを殺しても殺菌は殺菌。

です。

消毒の分かりやすい例では注射を打つときにアルコール綿で打つ場所を拭く
アレです。
アル綿で拭くとはいえ、そこにある菌がなくなってるわけではないので、
消毒、(すなわち毒性を消す)という言い方をします。
熱湯で茹でるのも全ての菌が死ぬわけではないので消毒になります。
(除菌、は、消毒の下位互換です。消毒より弱い消毒です)

殺菌は太陽に干した時に紫外線で表面の菌が殺される例が分かりやすいでしょう
か。
表面だけの菌が殺されてもその奥に隠れている菌は生きていますが、こういう
場合でも殺菌、という言い方ができます。
薬用石鹸とかでも見る言い方ですね。

殺菌の上位互換が滅菌ですが、滅菌はその字のとおり菌を滅します。菌のジェノ
サイドです。
高温や高圧などの特殊な環境下で菌を死滅させます。
当然生き物では滅菌はできないので、器具などの無機物に対して行われます。
滅菌でよく使われるのがオートクレーブという高圧蒸気滅菌です。
だいたい121度20分程度(2気圧)くらいかけて菌を死滅させます。

菌やウイルス、カビ(真菌)もある意味生き物なので普通の消毒を繰り返している
だけだと耐性を持ったりします。
消毒薬は殺虫剤と同じで菌等との競り合いが繰り返されています。

以前書いた新型コロナが持っている「膜」の話 でも少し触れましたが、コロナ
は性質上消毒薬が比較的効きやすいウイルスなので、大変なコロナ禍の中では
ありますが、まだよかったと思える部分がここですね。

今はオミクロン株の感染が急激に増加しています。
あまりに増加スピードが早くてうすら恐ろしいですが、やれることはやって
この災害を乗り越えましょうね。

(画像はいらすとやさんからお借りしました)